日本の政治– category –
-
日本の政治
人手不足倒産の本質は「自己責任論のブーメラン」と市場の自浄作用である
「人手不足」という言葉に隠された見限りの本質 企業の過半数が正社員の不足を訴え、人手不足を理由とした倒産件数が高水準を記録しているという報道が続いている。しかし、この現象を単なる物価高や人口動態といった外部環境のせいにするのは事態の本質を見誤っている。マクロな経済指標として、総務省の労働力調査における完全失業率はおお... -
日本の政治
リベラリズムと市場原理主義に共通する「外部化の構造」
現代の政治や社会的分断を観察すると、欧米のリベラル知識層と新自由主義的な改革を主導してきた市場原理主義者には、極めてよく似た力学が働いていることが分かります。それは「理念や政策を推進して利益を得る側と、その過程で生じる痛みを現場で引き受ける側が完全に切り離されている」という非対称性です。 安全な環境から多様性や構造改... -
日本の政治
規律という名の「ハリボテ」が招く機能不全
かつて日本の財政を支える「鉄の規律」と呼ばれたマイナスシーリングは、今や舞台装置の裏側が透けて見えるほどに薄汚れたハリボテと化している。各省庁の要求に上限を設け、前年比で予算を削るその姿は、一見すると厳格なダイエットに励む修行僧のようにも見える。しかし、その実は、表玄関で米粒を数えるような節約をアピールしながら、裏... -
日本の政治
クマ一頭を制御できぬ国に、安全保障を語る資格はあるのか
十月十七日夜、仙台市青葉区――JR仙台駅からわずか三キロの広瀬川河川敷で、親子とみられるクマ五頭が目撃された。体長一メートル級が二頭、七十センチ級が三頭。警察は急行したが、姿は消えた。この一報は単なる珍事ではない。東北最大の都市、政令市・仙台の中心圏に野生のクマが現れたという事実そのものが、社会の“想定外”を突き崩した... -
日本の政治
賃金停滞と統計の罠:庶民の肌感覚が教える日本の現実
美しい統計の裏に隠された真実 「女性の社会進出」「生涯現役社会」「働き方改革」——これらの美しいスローガンが躍る一方で、日本の賃金中央値は25年前より下がっている。この現実に対し、統計の専門家たちは決まってこう言う。「女性や高齢者の労働参加が増えたから、見かけ上の数字が下がっただけだ」と。 確かに統計解釈として、この指摘... -
日本の政治
SNS時代の「正義」が見落とす力関係の機微
象と蟻を同じ檻で戦わせる愚 現代のSNSは奇妙な闘技場である。そこでは巨象のような大企業と、蟻のような零細事業者が同じリングに立たされ、観客席からは容赦ない批判の矢が飛んでくる。しかし、多くの批判者は重要なことを見落としている。象には蟻を踏み潰す矢は刺さらないが、蟻には致命傷となることを。 私たちは日常生活では自然とこの... -
日本の政治
「辞めるな石破!」デモが映し出す日本政治の深刻な病理
「石破辞めるな! 石破負けるな! 石破粘れ! 民主主義を守れ!」…“激励デモ”を現場直撃 デモ参加者が自民党支持者では「ない」理由とは? | 政治 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ 野党支持者が与党総裁を応援する異常事態 7月25日、総理官邸前で奇妙な光景が繰り広げられた。200人近くの人々が「石破辞めるな!」「石破負けるな!」「民主主義... -
日本の政治
自由主義と平等主義の違い – なぜ「正義」は暴力に転化するのか
先日、SNSで目にした言説に背筋が凍った。ある政党について「一度でも支持を表明した者は、その責任を死ぬまで追及されるべきだ」「沈黙は支持と同じであり、明確に非難しない者も同罪だ」といった主張を目にすることが増えている。 この論理に従えば、積極的にその政党を批判しない限り、すべての人が「永続的な非難」の対象になってしまう... -
日本の政治
「日本人ファースト」が支持される背景
参政党が掲げる「日本人ファースト」というスローガンが、現在の日本政治において一定の支持を集めている。2025年の参議院選挙において、同党は急速な支持拡大を見せ、各種世論調査でも存在感を増している。選挙ドットコムの調査によれば、この政党への支持は電話調査とネット調査で拮抗し、むしろ電話調査での支持が高いという結果も出てい... -
日本の政治
チームみらいと参政党:表面的対立の裏にある構造的類似性
この記事では、一見対極に位置するように見える二つの政治勢力について、やや異なる視点から考察してみたい。多くの人にとって同意し難い見方かもしれないが、現代政治を理解する上で一考の価値があると思われる。 「分断を煽らない」と「日本人ファースト」の本質的類似性 表面的な違いを超えて チームみらいの「分断を煽らない」と参政党の...
12