インストール
AutoHotkey v2 は公式サイトから入手できます。
exeファイルを実行すると、インストールが開始されます。
最初のスクリプトを作るには、任意のフォルダを開き、空いている場所で右クリックし、新規作成から AutoHotkey Script を選びます。これにより .ahk ファイルが生成されるので、ファイル名をわかりやすいものに変更し、右クリックから編集を選んでテキストエディタで開きます。
.ahkファイルをダブルクリックして実行することができます。
バージョンの注意
AutoHotkey v2 では旧来と書式が異なっているため、注意が必要です。スクリプトの先頭に #Requires AutoHotkey v2.0 を書いておくとバージョンの混在を防げます。
公式ドキュメントの構文はこうなっています。(AHKScript)
WinMove X, Y, Width, Height, WinTitle, WinText, ExcludeTitle, ExcludeText
X, Y, Width, Height… 数値WinTitleなど … 文字列(ウィンドウタイトルやahk_exe notepad.exeなど)
ここにカッコを付けてはいけません。WinMove("メモ帳", 100, 100, 800, 600) と書くと、それは「WinMove 関数」を呼び出す形になり、
第1引数に本来「数値(X 座標)」を渡すべきところに「メモ帳」という文字列を渡しているので、
Parameter #1 of WinMove requires a Number, but received a String.
Specifically: メモ帳
というエラーが出ます。
そのままコピペして試せるサンプル
動作確認しやすいサンプルをまとめます。
サンプル1:メモ帳を起動して左上に移動
#Requires AutoHotkey v2.0
Run "notepad.exe"
WinWait "ahk_exe notepad.exe"
WinMove 100, 100, 800, 600
ExitAppサンプル2:既に開いているメモ帳を移動
#Requires AutoHotkey v2.0
WinMove 100, 100, 800, 600, "ahk_exe notepad.exe"
ExitAppサンプル3:アクティブウィンドウをホットキーで移動
#Requires AutoHotkey v2.0
#n::
{
WinMove 100, 100, 800, 600, "A"
}この形に直せば、エラーなく動作するはずです。AutoHotkey v2 の WinMove は「関数ではなくコマンドとして使う」という一点を押さえると、あとは座標とタイトルを変えるだけで応用できます。
[2]: https://documentation.help/AHK_H-2.0/WinMove.htm "
WinMove() - Auto Hotkey Documentation"