ThinkPad X260は、モバイルノートPCとしての完成度を極めたX200シリーズの中でも、特に「伝統的なポート類」と「最新(当時)のアーキテクチャ」が同居したバランスの良いモデルです。
以下にスペックと特徴をまとめました。
目次
発売時期
- 2016年1月(日本国内発表・発売)
- 第6世代Intel Coreプロセッサ(Skylake)の投入に合わせてリリースされました。
主要スペック・バリエーション
| 項目 | 内容 |
| CPU | 第6世代 Intel Core i3-6100U / i5-6200U / i5-6300U / i7-6500U / i7-6600U |
| メモリ | 最大16GB (DDR4-2133 MHz / スロット×1) |
| ストレージ | HDD (500GB/1TB) または SSD (128GB〜512GB / SATA / 一部NVMe対応) |
| 液晶ディスプレイ | 12.5型 HD (1366x768) TN / IPS 12.5型 FHD (1920x1080) IPS |
| グラフィックス | Intel HD Graphics 520 (CPU内蔵) |
大きさ・重さ
- 外形寸法: 約 305.5 x 208.5 x 20.3 mm
- 質量: 約 1.32kg〜(構成やバッテリー容量により変動。6セル装着時は約1.5kg超)
インタフェース
先代から大きく改善され、ついにフルサイズのHDMIが搭載されました。
- USB 3.0 × 3(内、1つはPowered USB)
- HDMI × 1
- Mini DisplayPort × 1
- RJ-45 (イーサネット) × 1
- 4-in-1 メディアカードリーダー (SD, SDHC, SDXC, MMC)
- マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
- ドッキングコネクター(底面)
- SIMカードスロット(WWAN対応モデルのみ)
バッテリーと給電アダプタ
「パワー・ブリッジ・テクノロジー」により、内蔵バッテリーと着脱式バッテリーを組み合わせて運用可能です。
バッテリー容量
- 内蔵(フロント): 3セル (23.2Wh)
- 着脱式(リア): 3セル (23.2Wh) / 6セル (47Wh / 72Wh)
給電アダプタ仕様
- 電圧: 20V
- 電流/電力: 2.25A (45W) または 3.25A (65W)
- 形状: 角型スリムチップ(Slim Tip)。色は黄色。当時のThinkPad共通規格です。
前バージョン(X250)からの主な変化点
- 映像出力の刷新: VGA(D-Sub15ピン)が廃止され、汎用性の高いHDMIに変更されました。
- USBポートの増設: 右側面に1つ増え、計3ポートになりました。
- メモリ規格の変更: DDR3LからDDR4へ刷新されました(ただしスロットは1つのまま)。
- CPUの世代交代: 第5世代(Broadwell)から第6世代(Skylake)になり、省電力性とグラフィック性能が向上しました。
ユーザからの評価
Good(評価されている点)
- キーボードの打鍵感: 12.5インチクラスでは最高峰の打ち心地と評価されています。
- 圧倒的な駆動時間: 72Whのリアバッテリー装着時は、丸一日ACアダプタなしで作業できるスタミナを誇ります。
- 堅牢性: 米軍調達基準(MIL規格)準拠のタフな筐体。
- メンテナンス性: 裏蓋を開ければメモリやストレージの交換が比較的容易です。
Bad(不満点・弱点)
- USB-C非搭載: 次世代のX270からは搭載されますが、X260はまだ未搭載のため、最新の周辺機器との相性に難があります。
- メモリスロットが1つ: シングルチャネル動作のため、グラフィック性能が制限され、最大容量も16GBまでに制限されます。
- 液晶の品質差: 下位モデルのHD TN液晶は視野角が狭く、色が薄いため、IPSモデルとの満足度の差が激しいです。